【採用マーケティングコンサル|横井雪菜】Instagram10投稿で1万フォロワー、営業月間売上1200万円。攻め続けた25歳が知った「守る力」

Instagramスクールでの講師陣のマネジメント、AIスクールの採用広報、そしてインスタグラマーと、三つの分野で活躍する横井雪菜さん。SNS運用に精通しており、自らが立ち上げたダイエットアカウントは、開始1カ月半で1万フォロワーを達成しました。

小学生の頃から起業を目指して大学でビジネスを始め、文化祭で出店したタピオカ屋では2日間で30万円の売り上げを達成。その後も動画編集や秘書業務で仕事の幅を広げていきますが、学業との両立に悩み、挫折した過去もあります。

その後北原さんと出会い、稼ぐために挑戦し続ける「攻め」だけでなく、人やお金、時間を大切に管理する「守り」の大切さを学んだことで、心も生活も安定していったといいます。そんな横井さんにこれまでの歩みについて聞きました。

マネジメント、採用広報、SNS運用。三つの軸は「女性を支援する会社」につながっている

――現在の仕事内容について聞かせてください。

今は大きく三つあります。一つ目が株式会社BUZZのBuzz CollegeというInstagram運用スクールの仕事。二つ目が、株式会社SHIFT AIというAIスクールを展開している会社での採用広報。そして三つ目が、自身のInstagramアカウント運用です。ダイエットアカウントとグルメアカウントの二つを運用しています。

――まず、Buzz Collegeにおいてはどんなことをしていますか?

現在は、社内に40〜50人ほどいるInstagram講師の方々を統括しています。講師の皆さんを全体的に見ながら、既存コンテンツをリニューアルしたり、新しい内容を追加したりしています。また、ご契約いただいたあとに「思っていた内容と少し違う」と感じて中途解約される生徒さんもいるため、そうした解約を防ぐための対策にも取り組んでいます。

――SHIFT AIでは、採用広報として何をしていますか?

note記事の執筆やLinkedInの運用を担当しています。採用で大切なのは、応募前に会社のことを深く理解し、共感した状態で応募していただくことなので、そのための情報発信に力を入れています。

――インスタグラマーとしての活動内容も聞きたいです。

私が運用しているダイエットアカウント「バービー♡100日後にピンクのドレスを着る女」は、おかげさまでフォロワー数が2万人になりました。株式会社BUZZに入社したのをきっかけにアカウントを開設し、研修中の1カ月半で1万フォロワーを達成すると目標を決めて、実際に10投稿で1万フォロワーを達成しました。

あと、最近はグルメアカウント「よこぴ|学芸大学グルメ」を開設しました。今住んでいる東京・学芸大学駅周辺の魅力を発信し、地域とのつながりを作っているところです。

――活動の幅がかなり広いですよね。ただ、採用広報とInstagram運用は、一見すると少し離れた仕事にも見えます。今取り組んでいる三つの仕事に共通する軸はあるのでしょうか。

正直、私自身もさまざまな方と話す際、「自分は何者として名乗ればいいんだろう」と悩むことがあります。ただ、若いうちは「求められたことに取り組む」という姿勢でもいいのかなと思っていて。

最終的に何者であるかは、個人的には何でもいいと思っているんです。私が大事にしているのは、「何をするか」や「どんな仕事をするか」よりも、「誰と働くか」です。今の周りには、一緒に仕事をしたいと思える方々がいて、その人たちと何ができるかを考えてきた結果、SNSや採用の仕事が増えていった感覚があります。

――なるほど。一見バラバラに見える三つの仕事ですが、横井さんのなかではどこかでつながっているのでしょうか。

はい、つながっています。将来的に、女性を支援する会社を作りたいという目標があるんです。そのなかで、キャリアを支援する事業部と、プライベートの相談ごとができる事業部を持ちたいと考えていて、今の活動はその準備段階ともいえます。

起業を志したのは小学生のとき。「稼ごう」と決めた原体験 

――そもそも起業したい気持ちは、いつ頃からありましたか?

小学5年生の頃です。生活の教科書を見ていたら「公立と私立の学費の違い」という内容が載っていたんです。私は幼稚園から私立に通わせてもらっていたので、「私って、こんなにも教育費がかかっているんだ!」と衝撃を受けました。

家に帰って母に「こんなにお金がかかっていたなんて、知らなかったよ」と伝えたら、「そうだよ。だから親孝行してね」と言われて。それで「稼ごう!」と決めたんです。それからお金や働き方の本を読むようになって、会社員と起業家では収入の広がり方が違うことを知りました。そして、「起業したら収入が青天井になるんだ」と、起業に興味を持つようになりました。

――大学はどのような道へ?

当時、起業をするならば何よりも「人脈が大事」だと思っていました。私は何者でもない、ならばたくさんの人と関わる環境に身を置いて将来につなげていきたいと思ったんです。

そこで、「日本で一番いろんな人とつながれる大学」を探し、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)に入学しました。国内外から人が集まる大学で、学生の半数が海外の方です。授業は英語と日本語の対応があり、とてもグローバルな環境でした。

―― 大学時代は、どんなことをしていたんですか?

早く稼ぎたいと思い、入学式の翌日にはキャリアセンターへ行き、就職活動について相談しました。当然「まだ早すぎます」と言われましたが、「なんとかしたいんです!」とお願いしたら、大分県の起業家を紹介してもらえたんです。

そこから「何かしたいな」と思い、当時の大分県にはまだタピオカ屋が少なかったので、大学1年生の文化祭でタピオカ店を出しました。すると2日間で30万円ほどを売り上げたんです。その後も別府市内の飲食店を間借りしながら、しばらくタピオカを販売していました。

――大学1年生で、すでにビジネスに挑戦していたのですね!その後は何をしましたか?

大学で良い成績を取るよりも、稼ぐ力に直結することを学びたいという気持ちがあって、2年生の頃に1年休学し、別府市内の「アライアンスタワーZ」という起業家支援ビルに通いました。起業家のつながりを目的としたビルで、代表の豊久伸彦さんをはじめとして、さまざまな起業家さんの考え方を学ばせていただきました。

―― 具体的に何をしていたんですか?

毎朝の朝礼に出席し、社訓を読んだり、ラジオ体操をしたりしました。あとは雑務をお手伝いしていましたが、そのなかで動画編集をお願いされる機会があって。それまで編集はやったことがなかったので、オンライン講座で勉強を始めたんです。それで、せっかく勉強したなら仕事にしようと思い、動画編集の依頼を受けるようになりました。

そんなとき、動画編集スクールを全国展開していた青笹寛史さんがXで秘書を募集されているのを見つけて、思い切って応募したら採用していただけたんです。

――あの起業家の青笹さんですか!何が評価されたと思いますか?

決め手は文章だと思っています。私は大学入試のAO対策のために、専門の塾に通っていました。そこでは言葉の表現や、相手に伝わるように整理する力などを徹底的に鍛えてもらったので、自信があったんです。

今回の秘書募集のケースだったら、多くの人は職種に関する経歴や実績を書くと思います。でも私は相手の目線になって知りたいと思うことを分析し、「何ができるか」「何ができないか」「どこに伸びしろがあるか」を書きました。それが採用につながったのかなと思います。

泣きながら夜の街を歩き続けた…限界の日々から、再び復帰するまで

――秘書の仕事はいかがでしたか?

充実していました。ただ、大学3年生で復学してからは、大学の授業に加えて、青笹さんの秘書業務や動画編集の仕事も抱えるようになって。両立していくことが難しくなっていきました。でも、自分でつかんだチャンスだからこそ、どれかを手放すという選択ができなくて……。

そんな日々が続くうちに、心も体も限界を迎えてしまって。 夜8時頃に家を飛び出して、泣きながら別府市の街をあてもなく歩き回り、明け方に帰宅。疲れ果てて何もできないまま眠ってしまう……そんな日が数日続きました。 当然ながら仕事が全部回せなくなって、青笹さんに「もうお仕事は無理です」とお伝えしました。今思うと、縁を切るような辞め方をしてしまったことに、とても後悔しています。

―― 無理を重ねて、限界まで追い込まれてしまったんですね……。 

それで再び大学を1年休学し、東京の実家に戻ることにしました。別府市は本当に狭い街で、休日に外へ出ると、大学の友人に何人も会ってしまうんです。どこに行っても、バイトしているのは友人、買い物に来ているのも友人、というような環境でした。

当時は人に会うこと自体がしんどくなっていたので、いったん環境を変えたいと思っていて。あの頃は人生で一番マイナスの時期でしたね。

―― 東京に戻ってから、どうされましたか。

少しずつ気持ちが戻ってきた頃、業務委託として、転職に関するコンテンツを販売している株式会社カメレオンというベンチャー企業に入りました。

当時は月数万円の報酬でした。創業当初からバックオフィスを担当していた谷口龍希さんと二人で、事務周りの仕事をしていました。その後、会社が大きくなるにつれて人手が足りなくなり、採用を強化することになって。そこで私が採用担当となり、1年で30人ほど採用。当時は大きな費用をかけられなかったので、クラウドワークスやランサーズのようなクラウドソーシングを活用して、応募者を集めました。

―― 費用をかけずに30人を採用したとは素晴らしいですね!

ここでも文章が武器になり、求人文章で会社の魅力を伝えられたことが大きかったのかなと思います。加えて、面接でこの人と働きたいと思ったら「一緒に働きたいです」と、拙いながらも素直な気持ちを伝えていたのも良かったのかもしれません。

それで復学する時期に仕事が忙しくなって「大学に戻るか、目の前の仕事に集中するか」をかなり悩んで……。最終的には今の環境で得られる経験を優先し、退学を選びました。その後、2年目で営業に異動して、転職コンテンツを個人のお客さんにセールスすることになり、2カ月目で月間売り上げ1200万円、社内最年少のMVPを取りました。

―― それはすごい!なぜそんなに売り上げを伸ばせたのでしょう?

バックオフィス時代に、お客さんの満足度や、途中解約の理由を分析していました。「これはお客さんに喜ばれる」「これは中途解約につながる」というのが見えていたので、売りやすかったのだと思います。

株式会社カメレオンでは採用や営業だけではなく、新規事業の立ち上げにも関わりました。ただ採用の仕事が一番楽しかったので、そのスキルを活かす仕事をしたいと思っていたところ、ご縁があって株式会社HUUKにジョインすることになりました。

――もともと横井さんは、起業を目指していましたよね。それでも会社で経験を積もうと思ったのは、なぜですか。

若いうちから起業している方に何人かお会いするなかで、会社で働く経験を積んでいない分、ビジネスマナーや組織作りの面で苦労されている方が多いと感じたんです。会社のなかにいれば、若いうちはまだ注意してもらえたりすることも多い。でも、大きく稼げるようになると、そうした機会も少なくなってしまう。実際に活躍されていても、組織作りがうまくいかず、チームが崩れてしまうような場面を見たこともありました。

だからこそ、可能であれば若いうちは、いろいろな会社のなかに入って学びたい。 「この会社はどうしてこんなに大きくなったんだろう」「どのような仕組み作りをしているんだろう」など企業の裏側を見ることで、将来の自分の事業に活きると考えています。

北原さんに学んだ「守り」の習慣

―― 北原孝彦アカデミー(※)(以下、アカデミー)への入会のきっかけは?

北原さんのお名前は、ずっと以前から青笹さんたちとの雑談のなかで聞いていたので、自然とYouTubeのチャンネルを見るようになりました。入会の決め手は、きっと信頼できるはずだという安心感です。確かな実績があるのに、変に誇示するようなところがまったくない。この人から学ぼうと決めて、2025年5月にUBM(※)へ入会、ほぼ同時にアカデミーにも入りました。

※北原孝彦アカデミー:UBM(ビジネス行動管理大学)の学びをベースにしながら、北原孝彦のより近くで学ぶ区画。北原氏が直接指導にあたる。メンバーは経営スキルだけでなく、人としての在り方を学ぶ。

※UBM(ビジネス行動管理大学):北原孝彦が代表を務めるビジネス塾。2020年に「北原の精神と時の部屋」として設立、2024年11月に現名称に改称。
 

――北原さんのどこに魅力を感じたのでしょうか。

人を大切にされているところです。細かいところですが、ご自身が登壇後、次にしゃべる人に敬意を表してハグしてからステージを降りられるところや、どんな人に対しても必ず目を見て「ありがとう」と伝えるところなど。本当に小さな行動一つひとつからも、人を大切にする姿勢が伝わってくるんです。

―― 入会してから、何が変わりましたか?

「人との関係を簡単に切らない」ようになりました。北原さんの話を聞くなかで、落ち込みの背景には、未来が見えないことがあるのだと思うようになったんです。そしてそれは、人とのつながりを断つことで、より大きくなってしまうのだと感じています。つながりがなくなれば、仕事やお金の不安にもつながりますし、「この人に嫌われたらどうしよう」と考えて、さらに不安が膨らむこともあります。

たとえ「もう関わりたくない」と思う相手がいたとしても、すぐに切るのではなく、少し距離を置く。北原さんに出会ってから、そういう考え方を持てるようになりました。ありがたいことに、その変化は恋愛面にも出ているんですよ。

――恋愛面にも影響が……?

はい。私はこれまで恋愛がうまくいかないことも多かったんです。気分のアップダウンがあることで人との関係性が長く続かないことも多かったです。でも、人とのつながりを簡単に切らないという考え方を持てるようになってから変わりました。現在、Buzz Collegeの同僚でもあり、公私ともにパートナーである櫻井和哉さんと、相手をきちんと尊重し合い、未来について一緒に話し合える関係を築けています。 

そうした変化のなかで、生活の土台を崩さないための「守る」という習慣も身についてきました。 仕事で予定が埋まる前に、大切な人との時間を先に確保しておくなどもその一例です。

――「守る習慣」ができたとのことですが、もう少し詳しく聞きたいです。 

一番分かりやすいのはお金の使い方です。実は私、自己投資にとてもお金を使ってきた人生でして。ダイエット関連だけで300万円、勉強やセミナーで200万円ほど費やしました。稼ぐ力はあるのに出ていくお金のほうが多くて、生活が危うい状態で……。

そんなとき、北原さんに「その自己投資、何につながるの?」と面と向かって言われ、目が覚めました。今は、本当に必要なものを見極めてお金を使うようになり、生活も安定してきました。攻め続けるよりも、崩さないことが大事だと今なら分かります。  

経験を積み重ね、「女性を支援する会社」を作りたい

―― これから取り組みたいことを教えてください。

直近で取り組んでいることが二つあります。まずはダイエットコンテンツのローンチです。伝えたいのは、ダイエットは食べすぎや運動の問題というより、心の問題が大きいということです。「太るから食べちゃいけない」と我慢して、イライラから結局食べてしまう。太っていないのに「もっと痩せなきゃ」と思い詰めてしまう。そういった苦しい状況にいる人たちに届くコンテンツを、オンラインコミュニティと講座を中心に、オフ会も含めて展開する予定です。

もう一つは、採用代行事業です。Buzz Collegeで一緒に働いている江浦彰信さんと一緒に、Wantedlyの公式代理店を立ち上げています。人材採用には求人広告費や紹介手数料などがかかり、コストが高くなりやすいものです。

一方で、WantedlyやIndeedをうまく活用すれば、コストを抑えながら採用につなげられます。私も江浦さんもWantedlyの運用を得意としており、これまで多数の会社を支援してきました。その実績から2年連続で表彰していただき、社員の奈良英史さんともご縁ができました。今後はそのつながりを生かしながら、少ない費用で成果を出せる採用代行を目指しています。

―― その先に見据えているものを、最後に聞かせてください。 

まだ具体的な形は構想中なのですが、まずはダイエットの事業を一つの柱にできたらと思っています。そこから先は、北原さんにも相談しながら方向性を決めていきたいですね。これからも目の前の人を大切にしながら、いつか自分自身が女性を支援する会社を作れたらと思っています。 


取材を終えて

横井さんのすごさは、何といってもその「馬力」だと思います。思い立ったら即行動、しかも結果まで出し切ってしまう推進力は、まだ25歳という若さを差し引いても並外れています。

一度はそのスピードで自分を追い込んでしまったけれど、今は人・お金・時間を守る術も身につけています。アクセルとブレーキの両方を手にした横井さんが、これからどこまで走っていくのでしょうか。「女性を支援する会社」を立ち上げるという目標も、きっと形にしていけるはずと感じています。 

(記事制作:ひとひら企画/インタビュアー:渡辺まりこ、人生の軌跡グラフ制作:Emodea・相場綾香)

※掲載情報は2026年4月現在のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。