【フェイシャルエステ|遠山諭美】自信に満ちた女性を増やしたい。肌を変える本気の挑戦がリピーターを増やす理由
愛知県を拠点に、美肌再生専門サロン「S.Tiare(エスティアレ)」を営む遠山諭美さん。フェイシャルエステとホームケアを組み合わせ、年齢とともに増える肌悩みに向き合っています。
サロンを訪れるのは、美容医療に不安を感じた人や、年齢による肌の変化に悩む人たち。遠山さんは、肌状態だけでなく生活習慣や性格まで見ながら、一人ひとりに合ったケアを提案しています。
もともとは工作機械メーカーで働いていた遠山さん。29歳で美容の世界に入り、30歳で自宅のリビングからサロンを始めました。現在は北原孝彦さんやアカデミー生との交流を通して事業を見直し、3拠点で運営しています。
「自分に自信を持てる女性を増やしたい」。そう語る遠山さんに、美容の世界に入るまでの歩み、サロン運営で大切にしていることを聞きました。
美容医療に頼らず、肌を育てる美肌再生サロン

――遠山さんが運営している美肌再生サロンについて教えてください。
35歳以上の方を対象に、フェイシャルエステに特化した美肌再生専門サロンを運営しています。シミ、くすみ、たるみ、シワなど、年齢とともに増えていく肌悩みに対して、ホームケアとサロンケアを組み合わせながら、理想の素肌に近づけていきます。
ご来店のきっかけとして多いのが、美容医療での失敗体験です。たとえばボトックス注射は、筋肉の動きを抑えてシワを目立たなくする施術で、おでこ・眉間・目もとなど幅広い部位に使われています。ですが、打ち方や状態によっては、まぶたなど別の部位が重く感じられることもあります。
思い描いていた印象と違う仕上がりになり、「美容医療はもう受けたくない」「怖くて手が出せない」と感じた方や、美容医療までしたくない方などが、自然な方法を求めてエスティアレに来てくださるんです。

――具体的には、どのような流れで施術を進めるのですか?
最初は細かくカウンセリングをしています。これまでどのような美容をしてきたのか、日頃のスキンケアの方法、生活習慣、体質などを聞きながら、お客様の性格も見ています。
――性格まで見るのですか!
肌の状態には、性格や行動パターンが表れることもあるんです。例えば、「早く変わりたい!」という猪突猛進タイプの方は、焦って刺激の強いメニューを選びがちですが、それは肌トラブルにもつながります。だから「まずは肌状態を見ながら慎重に進めましょう」とお伝えしています。
逆に慎重なタイプの方には、「安心してついてきてください」とお伝えしています。肌の変化には継続も必要なので、信頼して任せてもらった方が、結果につながりやすいんです。
その後、機器を使ったフェイシャルケアや、ホームケアでは落としきれない肌の汚れを取る施術、ハンドマッサージを行います。ホームケア用の化粧品も購入していただき、月1〜2回サロンケアに通っていただく流れです。

――ホームケアでは何を大切にすれば良いでしょうか?
さまざまありますが、大切にしたいのが毎日使う化粧品の質です。エスティアレで使っている化粧品は無添加で、鮮度が高いです。空気に触れると酸化しやすいので、中身が空気に触れにくい特殊なボトル仕様になっています。
メーカーから直接こまめに仕入れているので、できるだけ良い状態でお客様にお渡しできるんですよ。ただ、同じ化粧品を使っていても、使い方や日々の習慣によって差が出ます。だからこそ、施術だけではなく、普段どのように使うか、どのような生活を送るかまで含めてサポートしています。


――どの程度で変化を感じ始める方が多いですか。
人によって差はあります。1週間で変化を感じる方もいれば、3カ月程経ってから少しずつ変化が表れ始める方もいますね。
肌の変化には、サロンでのケアだけでなく、日々の生活習慣も関係します。食生活や睡眠の乱れ、ストレスのたまりやすさも、肌の状態に影響するんです。毎回カウンセリングを行いますし、何気ない会話のなかに原因が隠れていることも多いので、そこを見逃さないように意識しています。
――主にどのような方が通っているのですか。
一番多いのは50代の方で、たるみ・シワ・シミに悩まれている方が多いですね。ただ、女性ホルモンは35歳頃から少しずつ下がり始め、45歳頃から更年期に入ると大きく変化すると言われています。だからこそ、「35歳から対策しておけば、45歳になって慌てなくて済みますよ」ということをお伝えしています
――早めの対策が必要なんですね。お客様からは、どのような声が多いですか?
「家族に褒められました!」という声は多いです。ご主人や娘さんから「きれいになった」と言われたり、娘さんと一緒に歩いていたら姉妹に間違えられたりする方もいるんですよ。
肌は毎日自分で見ている分、変化に気づきにくいこともあります。でも、周りからの反応で変化を実感される方はとても多いですね。

作業服で設計図を描きながら、美容に目覚めた20代
――遠山さんは昔から美容の仕事をしたいと思っていたのでしょうか。
いいえ、全然そんなことないんです。高校は進学校だったので、大学受験まではしたのですが、行きたい大学が思いつかなくて。父から「好きなことをしなさい」と言われたこともあり、パソコンとデザインが好きだったので、インテリア建築の専門学校に進みました。
――卒業後は、どのような仕事をしたのですか?
20歳のときに、工作機械メーカーにCADオペレーターとして就職しました。パソコンで図面を描いたり、3Dで組み立てたりする仕事です。論理的で効率的な職場環境は自分に合っていましたし、知らないことを吸収できる楽しさもありました。
ただ、作業服を着なければいけなかったのが本当に苦痛で……。上司に何度も「着たくない!」と訴えていました(笑)。その反動もあって、週末はエステやネイル、美容院に通うのが楽しみになっていました。化粧品売り場のスタッフさんから肌の構造や化粧品のことを教えてもらうのも面白くて、「もっと知りたい」と思うようになったんです。

――CADオペレーターの仕事は、いつまで続けていたのですか?
25歳までです。当時、妊娠していたのですが、職場には育休制度が十分に整っていませんでした。在宅勤務も機密の関係で難しく、上司も掛け合ってくれたのですが、最終的には出産直前に退社しました。
そこから1年半程専業主婦をしていたのですが、エネルギーが有り余っていまして。実家に子どもを預けて、カタログギフトのデザインのアルバイトをしたり、プロフィールムービーを独学で作り、友人のために、ほとんど原価のような金額で制作したりしていました。

――美容の世界に入ったのは、いつ頃ですか?
下の子が幼稚園のプレ保育に入るタイミングで、解剖学から学べるエステスクールに通い始めました。体の構造を理解しながらリンパマッサージを覚えると、老廃物が流れていく変化が目に見えて分かるんです。構造を理解したうえで施術することが本当に楽しくて!その後、29歳のときにエステサロンでアルバイトとして働き始めました。

――実際に、エステサロンで働いてみていかがでしたか?
産前・産後ケアのリンパマッサージなども行うサロンだったのですが、富裕層のお客様が多く、施術の技術だけでなく「お客様への丁寧な接遇」についても学べました。例えば、ドアのノブを最後まで持って静かに閉める、お客様の肌に触れる前に手を温めておくなど、細かに配慮していたんです。
その後、働くなかで接客やお客様との関係作り、サロン運営の流れも少しずつ見えるようになりました。そして「私もサロンをやってみたい」と思い、アルバイトを始めてから一年ほど経った30歳の頃、自宅リビングでサロンを開業しました。サロンを開くつもりで家を建てていなかったので、施術専用の部屋がないからリビングにベッドを置いただけの部屋です。資金がないので機械は入れず、手技だけでできる施術でスタートしました。
売り上げが安定するまではエステサロンのアルバイトは辞めないと決めていたので、両立しながらコツコツ続けていきました。

――いざ自宅でサロンを開いてみて、最初はいかがでしたか?
最初は、全然お客様が来なかったです。集客といっても、何をすればいいかも分からなくて。当時あった予約サイトに広告を出して、そこから少しずつ来ていただいたり、友人が時々通ってくれたりするような感じでした。
それでも何とか一年後には自宅サロンの売り上げがアルバイト代を超えるようになったんです。それを機にアルバイトをやめて、自宅サロン一本に絞りました。その後、コロナ禍で一時期売り上げが落ちたこともありましたが、順調に右肩上がりを続けています。

「直感を全部言語化してくれていた」北原さんのYouTubeを自分へ落とし込み、UBMへ
――右肩上がりで順風満帆に見えます。それでも物足りなさがあったのでしょうか。
当時、年商は500万円程で、売り上げに大きく困っていたわけではありません。ただ、「もっとできるのでは」という感覚はずっとありました。これからきちんとビジネスを学びたい、そう思っていたタイミングで出会ったのが、北原さんのYouTube動画だったんです。
――最初に見た動画は覚えていますか?
しゃべくり社長の川瀬翔さんとの対談だったと思います。見た瞬間に、「私が今まで直感だけで積み上げてきたことを、全部言語化してくれている」と感じてハッとしました。
救済企画の動画なども、自分ごととして落とし込みながら見ていました。特に、救済者が叱られているシーンを見ると「私もここができていない」と見直せましたし、褒められているシーンでは「ここができていたから、売り上げが積み上がったんだな」と答え合わせができました。それに、「北原さんは叱り方にも愛があるな……!」と思いながら見ていて。気づけば、ほぼすべての動画を網羅していました。
――北原さんの動画を見て、実際に行動に移したことはありますか?
Instagram、Amebaブログ、Googleマップ、YouTubeなど、無料でできることはすべて実践しました。それまでは気分で投稿していたのですが、行動を仕組み化できたことが大きかったです。
その後、2025年7月にUBM(※)へ入会し、2026年2月に北原孝彦アカデミー(※)(以下、アカデミー)に入りました。
※UBM(ビジネス行動管理大学):北原孝彦が代表を務めるビジネス塾。2020年に「北原の精神と時の部屋」として設立、2024年11月に現名称に改称。
※北原孝彦アカデミー:UBM(ビジネス行動管理大学)の学びをベースにしながら、北原孝彦のより近くで学ぶ区画。北原氏が直接指導にあたる。メンバーは経営スキルだけでなく、人としての在り方を学ぶ。

――北原さんと壁打ちをして、気づいたことはありましたか?
北原さんは、ご自身の師匠ともずっとつながり続けていらっしゃいますよね。私はこれまで、お客様や目の前の人を大切にすることはできていたと思うんです。でも、自分に何かを教えてくれた人や、その人の後ろにあるつながりまでは見えていませんでした。
師匠と呼べる人にお金を払ってスキルを学んだら、そこで関係が一区切りになっていたんです。縁が切れていたわけではありません。でも、自分が欲しいスキルを受け取ったら、それで終わりにしてしまっていました。そのことに気づけたのは大きかったですね。
――その後、何か行動に移したことはありますか?
化粧品を仕入れている株式会社シャルム・ボー化粧品の社長・西屋敦司さんに、「私に手伝えることはありませんか?」と思いきって連絡してみました。以前からお付き合いがあり、西屋さんとはいろんな雑談をする程、親しくさせてもらっていたんです。
何より、シャルム・ボーさんの商品と出会ったことでサロンの売り上げが伸び、私自身の肌も変わった実感がありました。だから、いつか恩返しがしたいと思っていたんです。

――素敵な考え方と行動ですね。西屋さんの反応はどうでしたか?
最初はびっくりしていました。西屋さんから見れば、私はお客様の立場なので。でも、「私にできることで恩返しがしたいんです!」と熱意を伝えたところ、化粧品を扱うオーナーさん向けのセミナーを担当させてもらえることになりました。
私は自宅サロンで、営業時間も短い。それでも売り上げは右肩上がりで、リピート率も高く、SNSも活用してきました。西屋さんからは、そうした私の実績が、一人サロンで悩むオーナーさんたちに響くのではないかと言っていただいたんです。北原さんと出会っていなければ、こんなアクションすら取っていなかったと思います。
UBM講師・原さんとの壁打ちを経て、新たなフェーズへ
――UBMに入ってから、印象的だったことはありますか?
美容室「ルスリー」代表でUBM講師の原和己さんと壁打ちをして、「今の自宅サロンがある立地では、これ以上お客様を増やすのは難しい。別の場所でも挑戦してみた方がいい」とバッサリ言ってもらいました。なんとなく自分でも気づいてはいたけど、踏み出せていなかった部分でした。これまで自宅でぬくぬく続けてきたやり方を、変えないといけない段階だと思えたことが大きかったですね。
――原さんはどのような人だと思いますか。
話す言葉にとても切れ味があるんですよ。曖昧な言葉を一切使わない。「それはいらない」「そこが良くない」とはっきり言ってもらえる。中途半端な優しさが苦手な私にとって、本当に分かりやすくてありがたいアドバイスをいただいています。

――その後、事業にはどのような変化がありましたか。
名古屋駅のレンタルサロンを始めたことで、広告の効果が自宅サロンにも波及しました。平均月商が30万円程増えました。今はレンタルサロン2カ所と自宅を合わせて、3カ所で運営しています。
――原さん以外にも、関わりの深い方がいれば教えてください。
愛知県でコルギサロンを運営している大倉理恵さん、私と同じアカデミー生です。もともと「交流会や勉強会のような場があるといいな」と漠然と感じていて。どうせやるなら同じ美容業界の人と一緒のほうがいいと思い、私から理恵さんに声をかけました。

――参加者の反応はいかがですか。
参加者さんは楽しんでくれているようで、出席率もいいんですよ。需要があるので、今後も続けたいと思っています。ただ、交流会だけだとどうしても交流して終わりになりやすく、「事業が上手くいくための考え方」までは伝えにくい面もあって。そのあたりを理恵さんとも話し合って、今は理恵さんとの交流会を数ヶ月に1回、私主催の勉強会を毎月、という形で開催しています。

――最後に、遠山さんがこの仕事を通して作りたい未来を聞かせてください。
女性の皆さんに、自分に自信を持ってほしいと思っています。私は夫に「メンタルお化け」と言われる程、自己肯定感が高いのですが、うちのお客様や周りの友人には、本当に素敵なのに自信を持てていない方が多いんです。
でも、肌が変わるだけで、自信を持てるようになるお客様をたくさん見てきました。見た目から変わることは、一見浅いことのように思われるかもしれません。でも実は、とても深いことだと思っています。
自分に自信を持ち、幸せになる人がもっと増えてほしい。その変化を、まずは身近なところから広げていきたいです。

取材を終えて
遠山さんは挑戦を恐れない方です。マインドブロックが全然なくて、「いいな」と思ったことにはぐんぐん踏み込んでいく。その軽やかさが、自宅サロンから3拠点への広がりにもつながっているんだろうなと思います。
そして、お肌がとにかくピカピカ!語る言葉以上に、その素肌の美しさが一番の説得力でした。肌が変わると自信が持てる。それをご自身で体現している遠山さんなら、その輪を着実に広げていくんだろうなと感じています。
(記事制作:ひとひら企画/インタビュアー:渡辺まりこ、人生の軌跡グラフ制作:Emodea・相場綾香)
※掲載情報は2026年4月現在のものです。最新情報は公式サイト等をご確認ください。
